ファーストサーバの障害の原因

ファーストサーバの障害の原因

 

今回のファーストサーバの大規模障害は本当に大規模である。
約5000契約ほどのサイトデータ等が霧散してしまった状態である。
各サイトの管理者がきっちり自前でバックアップしているところはまだしも、そうでないところ、特に中小でも小規模なところは安心感を買うために、レンタルサーバやVPSを借りていたりするのだろう。
特に、サイボウズ系はお奨め扱いになっていただろうから、なおのことである。
そもそも、昨年の震災以降、自前でデータを保持していると危険なので、データセンターなど管理の行きとどいているところにデータを預けるべき、的なことが一般的になった。
しかし、ここにきてそれが崩れてしまった。
本来、安心のためにお金を払って外部に出したのに、それを消されてしまったのではたまったものではない。
確かに、レンタル側はあくまで場所の提供であってデータ自身は各々で管理してくれ、というスタンスなのはわかるがそれはあくまで通常の範囲内であって、今回のような消しました、的な事故はあんまりだろう。
 まぁ、私もIT系のはしくれ、それも管理者的なこともかじっているので、一概にはいえないのだが、基本バックアップは自前でしておけ、というのが暗黙の了解的なものである。
というのも、ハードにしろ、ソフトにしろ、人的にしろ、保証できるものは実はないのである。
実際問題、私自身個人PCにデジカメで撮影した画像を10年以上分抱え込んでいるが、HDDのクラッシュとともに消えてしまうと意味がない。
そのため、実はミラーリングのHDDおよび別HDDを2台にバックアップしていたりする。
それを考えると、自前で最低限バックアップはとっておけよ、というのが管理する側からの意見なのだ。
しかし、ITリテラシーの高い人とは限らないので、そこは難しいところだろう。
基本、これからはレンタルサーバを行う場合には、別サービスのマシンにも保存しておく、それも物理的に関東と関西とかエリアそのものも違うところにバックアップを取るような体制作りが必要になってくるに違いない。
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