ありがとう、スティーブ・ジョブズ
先日、「今更ながらのスティーブ・ジョブズのCEO退任について」というエントリーを書いたが、その数日後にスティーブ・ジョブズが亡くなった。
まさに青天の霹靂である。
スティーブ・ジョブズの訃報は世界中を駆け巡り、ビル・ゲイツを始め、業界の著名人も、米国のオバマ大統領までコメントを発するほどであった。
日本でも同じではあるが、ソフトバンクに至っては孫正義のコメントがホームページに掲載された。
銀座のAppleStoreでは献花がされて、彼の死を悼む方の多さに驚きをかなり驚きを隠せない。
やはり業界に与えたインパクトの企業の創設者の訃報というのは、それほどの影響力があるのだろう。
私も彼の死を残念に思う一人なのだが、まだ56歳だった彼にとっては、いっきに駆け抜けた人生だったのかもしれない。
彼が残したものをAppleはそのまま引き継いでもらいたいものだ。
心よりスティーブ・ジョブズのご冥福をお祈りしたい。
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アップルのCEOであるスティーブ・ジョブズが8月に退任した。
スティーブ・ジョブズと聞いて頭に浮かぶのは、ちょっとふくよかだった頃の彼である。
しかし、闘病(?)の影響かどうかはわからないが、今ではふくよかな頃の面影はない。
私の言っているふくよかな頃はまさにアップルの逆襲が始まる頃、つまりiMacを市場に投入した頃の姿だ。
私が初めて購入したMacはPower Macintsh 7100/66AVである。
当時の購入価格は、SONYの17インチディスプレイ込で50万円はしたと思う。
それくらいの高価な品だった。
その数年後にiMacが10万円程度で買えるようになった上、そのiMacは私の保有していた7100/66AVを遥かに凌駕したマシンで愕然としたものである。
そんなことよりも私が一番思い出深いのは、仕事で米西海岸のサンノゼに行っている時に、アップルとマイクロソフトが提携したことである。
ちょうどホテルで朝新聞をみると、大きく取り上げられていたので、「ええっ?」という感じだった。
辞書片手に新聞を読んだのを今でも鮮明に覚えている。
アップル自体が存続の危機に陥っていたところをマイクロソフトに助けてもらったというイメージだ。
もちろん、それなりの交換条件はあったが、その中でとりわけ大きかったのはMacの標準ブラウザがInternet Explorerになったことであろう。
しかし、ユーザからすると、Mac版のIEはあまりにもお粗末で私はiCabに走った記憶がある。
その話はよしとして、マイクロソフトとの提携を進めたのは、何を隠そうスティーブ・ジョブズである。
この時の提携そのものは賛否両論だったかもしれないが、結果として、マイクロソフトから資金を得たことで、アップルはもの凄い復活を遂げることになったのは間違いないだろう。
あとはiPodに始まり、iTunes、iPhone、iPadとユーザに魅力的な製品を出し続けてきたのである。
製品を出し続けてきたスティーブ・ジョブズはついに退任して、今後はティム・クックが後継となったが、これまでと同様にユーザに魅力的な製品を送り出していって欲しいと願うばかりだ。
ともあれ、お疲れ様とスティーブ・ジョブズに言いたい。
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